2017-06

相本アナが辞めた日:5.さびしい最終回、そして新番組がスタート

 2月27日、「○○商店」の最終回の日となりました。

 番組内容はほぼいつもと変わらず、本当にきょうが最後なのかなと思えてしまうものでした。

 そりゃぁ、仕方ないですよね。

 12年5ヶ月間の歴史を振り返ろうにも、“元店長”相本さんのことに触れることができない以上、そのような特別企画は難しいですから。

 なので、可能な範囲で出演者が思い出を語る程度でした。

 リスナーからのメッセージも、終了を惜しむ声や番組・パーソナリティへの感謝、新番組への期待といったものばかりで、相本さんについてはノータッチでした。

 仮に相本さんのことを書いたとしても、読まれないか手直しした上での紹介だったでしょう。

 途中、パーソナリティーの中島真紀子さんが「相……」と言ってしまい、触れてはいけないものに触れてしまったように大慌てしていたのが印象的でしたね。

 レギュラーコーナーも新番組で引き続きやるものが多く、なんだか“立ち退き”を迫られて急きょ終わりにする、そう感じながら最終回の放送を聴いていました。


 とうとう、エンディングの時間がやって来ました。

 パーソナリティーが感謝の言葉を述べ、紹介できなかったメッセージの投稿者の名前を時間の許す限り読みあげてゆきました。

 しんみりとはしていましたが、涙はありませんでした。

 むしろ、さっさと新番組に移りましょう、という雰囲気になっていたような気がする。

 急きょ打ち切りを早めたんだから、仕方がないのかもしれません。

 仕方ない、仕方ないとしか言いようがない。

 そして、最後はいつものごとく「ガラガラガラ~……」。

 こうして、12年と5ヶ月続いた「○○商店」は“完全閉店”しました。


 本当、さびしい気持ちになりましたね。

 番組が終わったから。それもありますが、何より番組の終わり方がさびしさを感じさせるものとなりました。

 12年以上も続いたKNBの、いや富山を代表する人気ラジオ番組だったのに、こんなあっさりとした最終回はないだろう、と。

 もし、相本さんが辞めなければ、出馬表明しなければ、もうしばらく番組を続けられて、最後は盛大に終えることができたのに。

 マンネリ気味で終了の潮時かもなと思ってはいましたけど、せめてちゃんとした終わり方、相本さんにちゃんとしたあいさつをしてほしかった。

 決して相本さんを責めたくないですが、自身の影響力の強さをもっと認識してほしかった。

 いつ選挙があるかわからない状況だったとはいえ、ちゃんとした形で一区切りをつけてほしかった。

 でもそんなことを言っても仕方がない。相本さんが決めたことなんだからとやかく言う権限はない。

 終わったものは終わったんだから、とりあえず新番組に期待しよう。

 そう思いながら、新番組「ご近所ラジオKNB!」がスタートする3月2日を迎えました。


 「ご近所ラジオ」のメインパーソナリティーは鍋田恭子さんで、相本さんとの冠テレビ番組「相本・鍋田のスーパーサタデー」が人気を博し、

 「相本商店」でも月2回の中継コーナーを担当するなど、相本さんのよき“パートナー”となっていました。

 初回を聴いた限りでは、意外といいんじゃないの、と思っていたのですが……。

 (次回へ続く)


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相本アナが辞めた日:4.改編期を待たずに“店じまい”へ……

 “店長”相本芳彦さん去りし後の「○○商店」ですが、残された出演者たちで切り盛りし、本来の担当曜日以外にも出演するようになりました。

 2月に入ると、他曜日でコーナーを担当するお笑いコンビ・藤沢姉弟が月曜の“助っ人店員”に就任。

 その際、2ヶ月限定で店員をすると言っていたので、この時点では3月いっぱい、つまり改編期まで番組を持たせるつもりだったと思われます。

 また、“特別一日店長”として室井滋さん高原兄さんが登場し、タイトルもその日限定で「室井商店」「高原商店」となりました。

 「○○商店」になってからは番組の面白みが薄れ、店員・出演者のフリートーク力の低さにもうんざりしていましたから、室井店長のおしゃべりはとても楽しく感じましたね。

 ただ、高原店長の時は、毎週KNBでパーソナリティーをしているせいか(土曜の「5時間耐久ラジオ」を担当)、いつもの放送とほとんど変わらず、新鮮のない期待外れのものでした。

 いっそのこと、立川志の輔さんや柴田理恵さんも“店長”として呼んでくれればよかったんですけどね。

 でも、ギャラの問題もあるから難しかったか。


 その場その場をしのいで改編期まで持たせようとしていた「○○商店」ですが、2月23日に衝撃的な発表がなされます。

 「今月いっぱいで新しい番組にバトンを渡すことになりました」と……。

 いずれ終わる、いや3月いっぱいで終わらざるを得ないだろうとは思っていましたが、まさか1ヶ月繰り上げて終了することになるとは……。

 月初めには、3月まで続けるようなことを言っていたのに。

 おそらく、予想以上にクレームがついたのでしょう。

 特に、スポンサー・クライアントからの要求がかなり強かったのかもしれません。

 相本さんがいなくなってから番組、特に出演者に失望していたとはいえ、予定より早く打ち切ることにはショックを受けました。

 12年5ヶ月続いた「相本→○○商店」の“店じまい”は27日。最終回はどのような放送となるのでしょうか。

 (次回へ続く)


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相本アナが辞めた日:3.あっさりと退社を伝えた「○○商店」

 30年近く勤めたKNBを電撃的に退社し、次期衆院選への出馬表明をした相本芳彦さん

 小沢代表が同席した出馬表明会見の模様は、各局の夕方ニュースで流れることとなりました。

 もちろん、KNBでも夕方の番組で相本さんの退社&出馬表明のことが扱われ、相本さんの視聴者・リスナーに対する謝辞コメントが代読されました。


 そして翌27日……、「○○商店」の放送開始時間がやってきました。

 いつもどおりのオープニングでしたが、あいさつをしてすぐにBGMがフェードアウト。

 パーソナリティーの口から相本さんが退社したことが伝えられ、ここでも相本さんの謝辞コメントを代読、時間にして30秒もなかったと思います。

 「相本商店」の“店長”だったことに関する発言は一切ありませんでした。

 その後は、当然のごとく相本さんのことには全く触れずに番組が進んでゆきました。

 約12年と4ヶ月の長きにわたって“店長”を務め、KNBの看板パーソナリティーでもあった相本さんの存在がこの番組から完全抹消されたような気がして、とても残念な思いがしました。

 せめて、“相本店長”だったことには触れてほしかった。

 あまりにも降板&退社が電撃的で、しかも事情が事情なだけに、関係各所に多大な迷惑がかかったのでしょう。

 スタッフのショックや憤りが相当強かったのかもしれません。

 それでも、「『相本商店』を担当した……」という文言は含めてほしかった。

 KNBの、いや富山のラジオの大きな看板だったのだから。


 相本さんが正式降板し、“主”を失った「○○商店」ですがどうなってゆくのでしょう。

 改編期まで持たせるのか、それとも……。

 (次回へ続く)


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相本アナが辞めた日:2.“消えた”相本アナ、そして……

 民主党・小沢代表(当時)から衆院選への出馬要請をされた相本芳彦アナウンサー

 要請を受けた直後の「相本商店」は、ほぼいつもどおりに番組をこなしたのですが……。


 次の日の午後、KNBラジオにダイヤルを合わせると、「相本商店」をやっているはずなのになんだか様子がおかしい。

 女性パーソナリティーだけで番組を進めている感じで、相本さんの声が聞こえてきません。

 まあ、相本さんがスタジオにいないこともあるからね、と思ったのですが、流れてきたジングルを聞いて驚きました。

 「コンビニラジオ ○○商店 いらっしゃいませ~!!」

 と、「相本商店」の「相本」の部分が「○○」に差し替えられていたのです(BGMも変更されていました)。

 どうやら、出馬するかどうかを決めるまでの間相本アナの出演を見合わせることにしたらしく、事情が事情なだけに番組名からも「相本」を外すことにしたようです。

 “相本色”を一掃したはずの「○○商店」でしたが、相本アナがナレーションのCMは録り直しが間に合わなかったのか、番組内や終了直後に流れることがありました。

 しかし、それらのCMも数日後には別のアナウンサーのナレーションに変わっており、相本アナの声を聞くことはなくなりました。

 相本アナが“答え”を出すのは26日。KNBアナウンサーとしての相本さんの声をまた聞けることになるのか、もう聞けなくなるのか……。


 “答え”を出す26日がやって来ました。

 小沢代表が再び来県し、相本アナは次の衆院選に出馬する意向を示します。

 そして……、相本アナは30年近くアナウンサーとして勤めたKNBに辞表を提出、受理されます。

 KNBは相本さんの出馬表明、退社のことをどう伝えるのでしょうか。

 (次回へ続く)

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相本アナが辞めた日:1.人気アナへの出馬要請報道

 きょう1月26日は、KNBアナウンサーだった相本芳彦さんが退社してちょうど1年。

 そこで、“あの日”のことや“その後”のことをあくまで一個人の立場としてシリーズで書いてゆきたいと思っています。


 KNB(北日本放送)・相本芳彦アナウンサー

 それはそれはKNBを、いや富山を代表するアナウンサー・パーソナリティーでした。

 1979年に入社後、「ズームイン!!朝!」のレポーターや「ビバ!クイズ」の司会者を務め(←リアルタイムでの記憶はございません)、その後「アンタラッチャブル」(←こちらも記憶なし、「アンタッチャブル」ではない)や「相本・鍋田のスーパーサタデー」などの人気番組を担当しました。

 96年秋からはラジオに軸足を移し、平日昼~午後のロングショー「コンビニラジオ 相本商店 いらっしゃいませ~」の“店長”(メインパーソナリティー)となり、聴取率トップになることもあるなど大人気ラジオ番組に。

 近年は、マンネリ化や出演者の質の低下、リスナー離れなどの“経年劣化”が目立つようになり、ここ1~2年はその傾向が顕著になっていましたが、それでも依然として人気番組であり、私もよく聴いていました。

 
 そんな中、2009年1月18~19日にかけてこのような報道が流れます。

 「民主党、県西部の民放アナウンサー(52歳<当時>)に出馬要請へ」

 えっ?と思いました。

 県内で52歳の民放アナというと、相本さんしか思い浮かびません。

 もしかして相本さんに「今度の衆院選に出ませんか」ということ……?

 20日に小沢代表(当時)が来県して要請するということなので、「相本さんになのかな」と思いながらその日を待ちました。


 予想は的中しました。

 お昼のニュースで、民主党の小沢代表が相本アナに出馬要請したことが伝えられました。

 「ああ、やっぱりなぁ」と感じ、「きょうの『相本商店』で何を語るのだろう」とも思い、「相本商店」開始時刻の12時半を迎えました。

 店長(相本アナ):「コンビニラジオ 相本商店」 店員(アシスタント、松平寛未アナ<火曜担当>)「いらっしゃいませ~!!」

 と、いつものタイトルコールで始まりましたが、あいさつの直後に相本アナが出馬要請報道について語りました。

 この件に関して最良の判断・決定をしたい、というようなことを言っていたと思いますが、この話題は1分程度で終了し、その後は出馬要請報道に触れることなくいつもどおり番組を進行してゆきました。

 そして、16時ちょっと前にいつものごとく「ガラガラガラ~」と、特に何事もなく放送を終了しました。

 しかし、この日をもって「相本商店」は事実上最終回を迎えることとなるのであります。

 (次回へ続く)

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